2018年8月21日火曜日

26)六波羅蜜寺_京都

26)六波羅蜜寺(京都市東山区五条通大和大路上ル東)

六波羅蜜寺と云えば、あの有名な「平清盛像」と「空也上人像」が宝物館に
展示されています。本物の写真は撮影禁止ですが、説明の為の案内文があり
ますので、雰囲気を感じて下さい。

ところで、「六波羅蜜寺」は、創立当初、「西光寺」と呼ばれていました。
「空也上人」が亡くなった後、その弟子が「西光寺」があった地域名
「六原(ろくはら)」と仏教用語「六波羅蜜」にかけて、「六波羅蜜寺」
と呼ばれるようになりました。

尚、「6つの波羅蜜(はらみつ)」とは、他者を救済し、悟りを開く為の
6つの実践法を意味しています。

1)布施波羅蜜(ふせはらみつ):欲を捨て、物惜しみせず施すこと。
2)持戒波羅蜜(じかいはらみつ):五戒(決まり事)を守ること。
3)忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ):苦難に耐えること。
4)精進波羅蜜(しょうじんはらみつ):怠けないこと。
5)禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ):心を落ち着け集中すること。
6)智彗波羅蜜(ちえはらみつ):道理を理解すること。

これら6つの波羅蜜(悟りを開く為の実践方法)の事を合わせて
「六波羅蜜」といいます。「空也上人」の思いが伝わってきます。



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